インプラントとは

インプラントとは、何ならかの原因で歯を失ってしまった場合、歯が失った部分の顎の骨の中に、人工的な歯根(フィクスチャー)を埋め込み、その上に天然歯にもっとも近い人工の歯を取り付ける治療方法です。

インプラントとは

歯の頭の部分(歯冠)を治すにはいくつかの方法がありますが、歯そのものを治す場合、インプラント治療が唯一の方法となります。 そのため、どうしてもインプラント治療は歯が無い部分に対する治療というイメージが強いですが、インプラント治療の本当の目的は、失った歯を治すことではありません

残っている歯を「守る」ための治療です

歯を失ってしまうと、その部分で食べ物を噛むことが出来ません。 当然、残っている歯の部分で噛むことになりますので、残った歯には今まで以上に過大な噛む力の負担がかかってきます。 過大な力の負担は、残念ながら歯の寿命を短くしてしまいます

インプラント治療により、しっかりと噛めるようにすることで、それらの負担をなくし、限りなく天然歯と同じ状態にする、つまり残っている歯を守ること、他の全ての歯を守ることができます。これがインプラントの本来の目的です!

インプラント
インプラント

左右奥歯2本ずつ、合計4本インプラント埋入

インプラントにできること

  • 歯の働きがよみがえる

    自分の歯と変わらない感じでしっかり噛めるようになします。
    今まで食べられなかったもの(例えば、おせんべい、するめ等…)が食べられるようになります。

  • 自分の歯を守る

    他の歯に金具をつけたりしないし、隣の歯を削らなくてよいため、残っている歯を守る事ができます。

  • 見た目が自然できれい

    色も形も自分の歯と同様なので、きれいに見えます。

  • 自信や積極性の回復

    取り外しもなく、見た目もきれいになるので、人前で歯のことを気にする事がなくなり、精神的にリフレッシュ、自信回復につながります!。

従来の治療法との比較

失った歯を治療する方法は、
インプラント、ブリッジ、入れ歯となります。

インプラント

インプラント

良い点

  • 自分の歯と同じように噛める
  • 自分の歯と遜色のない審美性
  • 入れ歯のような違和感がない
  • 周りの歯を傷つけない
  • 歯を失った部分の顎の骨がやせるのを防ぐ
  • 適切にケアすれば充分長持ちする
  • 抜け落ちてもやりなおしができる

注意点

  • 治療期間が比較的長い
  • 治療費が保険外適応である
  • 顎の骨の状態や全身的な状態により適応にならない場合もある
  • ブラッシングができない方にはお薦めしません!

ブリッジ

ブリッジ

良い点

  • 固定式なのであまり違和感がない
  • 天然の歯と変わらない審美的な修復が可能

注意点

  • 清掃性が悪くなり、支えている歯が悪くなりやすい
  • あごの骨がやせて、歯並びが悪くなることがある
  • ブリッジを支えるために両隣りの健康な歯を削らなければならない
  • 土台となる歯には大きな負担

入れ歯

入れ歯

良い点

  • ブリッジでは適応できないような大きな欠損にも対応できる
  • 治療が比較的簡単で、通常の入れ歯なら治療費も安い

注意点

  • 入れ歯を入れたときに、かなりの違和感を感じやすい
  • 取り外して手入れをするのが大変
  • 食べ物が食べにくくなり、食べ物が挟まって口の中が不衛生になりやすい
  • 部分入れ歯の場合、入れ歯を支えるためのバネをかける歯への負担が大きい
  • 長期間使うことで、顎の骨が吸収され、入れ歯が不安定となる
  • 「入れ歯=老人」というイメージがある
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