バイオフィルムとは

バイオフォルム

歯の表面にはバイオフィルムというバリアーのような膜があります。バイオフィルムは通常のハミガキやクリーニングでは除去できません。また、汚れや細菌を引き寄せる作用があり、一度除去してもしばらくたつと再形成します。フッ素や抗菌剤はこの膜により作用が阻害されてしまい、なかなか効果を発揮することができません。
むし歯や歯周病の細菌を除菌するためには、この膜を機械的に破壊することが重要です。

お口には1グラムあたり1,000億個もの細菌がいます!

お口の中は皆さんが予想している以上に、非常に多くの細菌が住み着いています。 バイオフィルムを構成する細菌の種類は500種類以上といわれていますが、皮膚や鼻の粘膜の表面には、各々1平方センチあたり1,000および10万個の細菌がいます。プラーク中の細菌の多さが如何に多いかがお分かりですよね。

むし歯や歯周病になりにくい環境づくり

世の中には、むし歯になりやすい方なりにくい方がいます。 あまり歯を磨かなくてもむし歯にならない人もいれば、きちんと磨いているのによくむし歯になる人もいらっしゃいます。

その違いはどうして出来るのでしょうか?

むし歯ができるためにはいくつかの条件があり、それを調べていくとむし歯になりやすい人かどうか判断することができます。むし歯になりやすい条件を多く持つ方は、その条件を少しでも改善することができれば、むし歯リスクを減らすことが出来ます。

むし歯のリスク判定では以下のような要素を総合的に判断していきます。

  1. むし歯の経験本数
  2. 歯垢(プラーク)の量
  3. ミュータンス菌の数
  4. ラクトバチラス菌の数
  5. 唾液の量
  6. 唾液の酸性度
  7. フッ素の使用状況
  8. 1日の飲食回数

ご自身がむし歯になるリスクが高いのかどうか判定することが出来ます。

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